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2014年10月 6日 (月)

中身が濃かった秋の佐渡

(1)朱鷺との出会い
野生復帰のために放鳥された朱鷺、あるいはその朱鷺のペアから生まれた朱鷺が佐渡の自然の中で生きている姿を見たいとずっと思っていました。その願いが今回叶いました。10月3日の夕方、新穂地区で3回、集団の朱鷺に遭遇したのです。
最初は稲刈りの終わった田んぼの隅の方にいるのを見つけました。ばらばらに6羽。おそらく水路でえさを探し、ついばんでいたのでしょう。こちらの気配に気づいたのか、低く飛んで遠ざかろうとしてくれたお陰で、美しい朱鷺色の翼を鑑賞できました。
別の場所では、上空を舞っていました。数えたら11羽。V字型の編隊飛行をしたり、ばらけたり。そのうちに見失いました。
しばらくその場にとどまっていると、先ほどと同じ朱鷺かどうかは分かりませんが、数羽が飛んできました。旋回を繰り返すなどしてから、1羽ずつ木立ちの中に消えてゆきました。そこがねぐらなのでしょう。地元で毎日のように朱鷺を観察している方の案内があったからこその幸運でした。

(2)宿根木公演は見どころ満載
4日午後と5日午前の公演を観るつもりだったのですが、公演ごとに打ち手が変わる大太鼓がどちらも見留知弘さんだと分かったので、4日は午前の公演(大太鼓は齊藤栄一さん)に変更しました。藤本吉利さんも聴きたかったなぁ。4日午前は干菜さん、午後はあさじーさんが観にきていました。
宿根木公演ではいつも、開演前にグッズPRなどの時間があるのですが、今回は吉利さんと栄一さんが担当でした。漫才に例えれば、吉利さんがボケ、栄一さんが突っ込みでしょうか。面白可笑しく鼓童のCDやDVDを紹介。吉利さんは引き続き得意ののどを披露する「歌謡オンステージ」(?)で公会堂の空気を和やかにまとめあげました。
プログラムに載った演目は「沖揚げ」「線」「磯節」「花八丈」「鬼太鼓」「かわさき」「山唄」「大太鼓」の8曲。特別出演の阿部好江さんは「磯節」で唄、「花八丈」では小島千絵子さんの「裏打ち」、ではなく何と組太鼓で登場、さらに郡上八幡踊りのひとつ「かわさき」では千絵子さんとともに踊りを披露し、完全復活と言っていいパフォーマンスを見せてくれました。「鬼太鼓」は柿野浦のもので、一人で鬼を打ったのは準メンバーの稲田亮輔くんでした。
アンコールは、わたしの大好きな「あたってくだけろ」。「非体力系」の山口幹文さんが長胴を叩く姿に驚きました。お約束の千絵子さんの花吹雪で終演となりました。

(3)夕食会と人のつながり
公演と同様に楽しみにしていたのが、鼓童文化財団のみなさんとの夕食会でした。会場は佐渡太鼓体験交流館(たたこう館)の少し西側にある深浦学舎。閉校になった深浦小学校を再活用した研修施設で、財団が管理運営に当たっています。夕食会には鼓童の会会員、地元の関係者、財団役員・スタッフ、学舎で現在学んでいる実習生、そして公演出演メンバーの合計32人が参加しました。このブログ関係では、konちゃん、ロボ侍さん、わたし。地域の食材を調理した舟盛り、天ぷら、煮しめ、漬け物、わかめのみそ汁、研修生が育て収穫した新米のご飯など、いずれも美味しく、佐渡の旬を堪能しました。
この日、厨房で中心的な役割を担ったのは、2008年12月の「修学旅行」に参加し、その後研修生になったおっちゃんこと寺本豊くん。やはりその「修学旅行」に出ていたマダイくんこと真崎滉大くんも研修所を経て、今は寺本くんと一緒に深浦学舎の校長室(!)で仕事をしています。
このブログのお陰で、わたしはたくさんの人と知り合うことができましたが、この夕食会ではもうひとつ不思議なつながりが判明しました。初めて会った財団「地域づくり」コース実習生(1期生)の「みさきちゃん」こと中村美沙希さんが明かしてくれました。昨年夏にこのブログで研修所見学会のことを知り佐渡に渡ったことが今につながっているというのです。ビックリです。
でも、それもこれも、鼓童がつないでくれた縁なのです。

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