2016年5月16日 (月)

春佐渡2016私的報告(4・完)

春佐渡2016の最終日。まず、長者ケ橋の少し先にある深浦の駐車場に向かいました。ふだん誰もいないことが多いこの場所で海を眺め、波と風の音を聞くーー今ではわたしの佐渡滞在に欠かせない時間になっています。

次いで、宿根木へ。気になっていることがありました。「はんぎり」です。別名たらい舟」。木製の新造船で、集落前の湾をぐるりと回ってくれるサービス(有料)が前月末に登場しました。はんぎりを作る技術を絶やしてはいけない、と考えた地元の人たちが始めたと聞き、ぜひ乗ってみたいと思ったのでした。船頭さん(?)と話をしながら20分弱。海底まで見える透き通った湾内の岩場を、小回りのきくはんぎりはスイスイ進みます。楽しい体験でした。次は少し湾の外に出るコースを試してみようかな。

最後は、畑野でタケノコ掘り。昨年に続き干菜さんのお宅を訪ねました。佐渡の人たちにとって、竹林にニョキニョキ現れるタケノコは珍しくもなんともないどころか、春先に余計なエネルギーを割かれてしまう迷惑なヤツなのかもしれません。でも、「タケノコ掘りを楽しむ」ことができる旅のもんにとっては、ここは楽園。何しろ、タダです。というわけで、わたしは10本ほど(うち5本は、このあと両津で会うことになっていたはっぱさん、3ともさんの分)掘らせてもらいました。前日には舞い王さん&舞い姫さんもやってきて数十本を段ボール箱に詰めて持ち帰ったとか。

汗を流した後、遅めの昼食はすぐ近くにある和食の店「伝」で。ランチメニューに出て来たてんぷらのタケノコは、店の常連である干菜さん提供でしたdelicious

2泊3日の春佐渡でした。佐渡の人たちと別れるとき、みんなが「次はアースだね」と言ってくれました。そうです。アース・セレブレーション(EC)。新しい形に生まれ変わる今年のECに向けて、準備を始めています。

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2016年5月14日 (土)

春佐渡2016私的報告(3)

深浦学舎宿泊体験の朝はいつも、午前6時のラジオなしラジオ体操から始まります。今回は研修所2年生が世話役を務めました。ウォーキングは長者ケ橋までの往復。そして、朝食。2年生全員が一緒に食卓を囲みました。食後の学舎掃除は研修生がリーダーです。わたしは今回は、廊下の雑巾がけ班でした。

午前9時までのんびりして、学舎を出発。ちょっと用事があって「たたこう館」に寄ってみると、しんちゃん先生もサミーちゃんも出勤していました。さらに、これから学舎で稽古だという交流公演班の三浦康暉くんらがたまたま立ち寄ったため、顔を合わせることができました。康暉くん、八千代市での凱旋公演(5月14日)を前に充実の表情でした。

開場時間よりだいぶ早めに宿根木に到着したら、駐車場では、nakaさんご夫妻と遭遇。佐渡島民でもないいろいろな人と久しぶりに会うのが佐渡だということに全く違和感を覚えないのは、なぜなんでしょうねhappy01

改修されたばかりの宿根木公会堂での特別公演は、全体としてこれまでより「佐渡色」が薄くなったような気がしましたが、客席との一体感などは相変わらずの楽しいステージでした。

遅めの昼食(宿根木の人気店「やました」が超混雑する時間帯を避けるため)の後、わたしは、年末のオークションで毎年協力いただいている、もとふみせんせいのお母さんを訪ねました。昨年、東京から佐渡に移住しており、お誘いを受けていたのです。広大な敷地に建つ古民家なのですが、空き家だった期間が長く、住み始めるための手入れが大変だったとか。もとふみせんせいがその手入れに相当汗を流したと聞きました。そんな移住体験を聞きながら山菜のお茶うけをいただき、さらには裏の竹林では道産子親父さんが北海道ではできないというタケノコ掘りを体験した、得難い愉快な時間でした。

真野新町の宿に戻るという道産子親父さんを小木まで送った後、わたしは赤泊のサンライズ城が浜へ。2012年末の「修学旅行」に参加した翌年に地域おこし協力隊員として佐渡・岩首に渡り、隊員任期を終えた今春からは佐渡の住民となっているさとこさんと夕食の約束をしていました。サンライズのレストランで、祭りの様子や行政の課題など、ただただ佐渡のことを、ちょっと佐渡弁を交えて語るさとこさん。「協力」隊員ではなく、当事者としての日々が始まっています。(続く)

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2016年5月11日 (水)

春佐渡2016私的報告(2)

たたこう館から回った深浦学舎には、すでに道産子親父さんが到着していました。鼓童文化財団の康子さん、上之山さん、みさとさん、長野から駆けつけたみさきさんらは参加者を受け入れる準備の真っ最中でした。

夕食会スタートの前に参加者(鼓童の会会員)はもちろん、島崎理事長、菅野敦司さん、藤本吉利さん、漆久保晃佑くんらも続々とやってきて、控え室(?)で早速ワイワイ。その雰囲気のまま、歓迎の黒板アート(by みさきさん)が迎える夕食会場に移り、受付時のくじ引きで決まった席に着きました。春、秋の公演に合わせて回を重ねてきたので、リピーターも多く、最初からみんなリラックス。理事長挨拶、見留知弘さんの音頭での乾杯、みさとシェフによるメニュー紹介、そして食事と歓談になだれ込みました。宴が進んでからは、席を移動していろいろな相手と話しができました。シショーさんとは、昨年末の修学旅行以来の再会でした。

気になっていた漆久保くんの進路ですが、鼓童で笛を演奏する中で、歌舞伎を中心とする古典の世界が人生の目標として見えてきたということを、本人の口から聞くことができました。その方面でさらに修業を積むことになるようです。

いつものように、部屋を再度移しての2次会もありました。吉利さんの唄声、みんなの笑い声とともに、夜は更けて行きました。(続く)

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2015年5月 6日 (水)

春佐渡はいつも楽しい

佐渡・宿根木公会堂での特別公演と鼓童文化財団深浦学舎での夕食会&宿泊体験に行ってきました。春の特別公演に出かけたのはこれで4回目、深浦学舎は昨年秋に続いての参加でした。このブログの仲間である舞い王さん、舞い姫さんとほぼ行動をともにしたこともあって、楽しい旅を満喫しました。

公演は3日の午前(大太鼓:齊藤栄一さん)と午後(同:見留知弘さん)を観ました。いつものように本番前には物販促進委員長のバナナおぢさんによるPRタイムがあり、前座(?)は小島千絵子さんと準メンバー3人(北林玲央さん、三浦友恵さん、米山水木さん)による南京玉すだれの佐渡紹介。本番演目は「神祇の太鼓」「ON FIRE」「水々」「屋台囃子」「三味線〜伝〜」「花八丈」「山唄」「大太鼓」と中身の濃い1時間のステージでした。準メンバーが長胴を叩く「屋台」は出演者全員での演奏。山口幹文せんせいによる鉦を聴く貴重な機会となりました。

深浦学舎は、閉校になった小・中学校の校舎を昨年から鼓童文化財団が研修施設として再利用しています。さまざまな宿泊研修に利用されるほか、財団の地域づくりコース実習生の拠点となっています。鼓童友の会の会員を対象にした夕食会は昨秋に初の試みとして実施され、財団&公演出演者とファンの懇親・意見交換の場として有意義だっただけでなく、宿泊者は早朝ウォーキングや学舎内清掃などで、ほんの少し研修生気分を味わえることもあって好評でした。

今回も会員約20人が参加。北海道から道産子親父さんも駆けつけました。夕食でいただいたのは実習生たちが佐渡の食材を使って調理したメニューです。席次をくじ引きで決めたテーブルでは、隣や向かい側にプレイヤーも。わたしと同じテーブルは見留知弘さんと水木さんでしたが、宴が進むにつれて席の移動も始まり、わたしは財団の島崎信理事長、菅野敦司専務理事ともかなりじっくり話ができました。水木さんに「シスオペさん、ですよね?」と言われたり、玲央くんが来てくれて話ができたりしたことも嬉しいサプライズでした。藤本吉利さんの熱唱で一応、締めた交流の時間は、プレイヤーが帰った後も別室での2次会(しんちゃん先生こと十河伸一さんがここから参加)で続きました。

今回の旅では、すれ違い気味ながら3人目のともこさん、佐渡在住のさやかさん、干菜さんとも時間を共有できました。干菜さんのご自宅を訪ねた際には、裏の竹林でタケノコを掘って(掘ったのは舞い王さん)、抱えきれないほどお土産にいただくというアリガタイ体験もできました。いろいろお世話になった財団スタッフの上之山博文さん、真崎滉大さん、実習生の赤澤京さん、中村美沙希さんにも感謝します。

春の宿根木公演は終わりましたが、座長を務めた千絵子さんの写真集「襲(かさね)の清姫物語り」の出版を記念した写真展「佐渡の清姫物語」は今月 30日まで、佐渡・真野新町のLa Barque de Dionysosで開催中です。千絵子さんにしか生み出せない表現を、ECなどの舞台写真でおなじみのフォトグラファー宮川舞子さんが切り出した濃密な世 界を、機会があれば写真集/写真展でぜひ体験してください。

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2014年10月 6日 (月)

中身が濃かった秋の佐渡

(1)朱鷺との出会い
野生復帰のために放鳥された朱鷺、あるいはその朱鷺のペアから生まれた朱鷺が佐渡の自然の中で生きている姿を見たいとずっと思っていました。その願いが今回叶いました。10月3日の夕方、新穂地区で3回、集団の朱鷺に遭遇したのです。
最初は稲刈りの終わった田んぼの隅の方にいるのを見つけました。ばらばらに6羽。おそらく水路でえさを探し、ついばんでいたのでしょう。こちらの気配に気づいたのか、低く飛んで遠ざかろうとしてくれたお陰で、美しい朱鷺色の翼を鑑賞できました。
別の場所では、上空を舞っていました。数えたら11羽。V字型の編隊飛行をしたり、ばらけたり。そのうちに見失いました。
しばらくその場にとどまっていると、先ほどと同じ朱鷺かどうかは分かりませんが、数羽が飛んできました。旋回を繰り返すなどしてから、1羽ずつ木立ちの中に消えてゆきました。そこがねぐらなのでしょう。地元で毎日のように朱鷺を観察している方の案内があったからこその幸運でした。

(2)宿根木公演は見どころ満載
4日午後と5日午前の公演を観るつもりだったのですが、公演ごとに打ち手が変わる大太鼓がどちらも見留知弘さんだと分かったので、4日は午前の公演(大太鼓は齊藤栄一さん)に変更しました。藤本吉利さんも聴きたかったなぁ。4日午前は干菜さん、午後はあさじーさんが観にきていました。
宿根木公演ではいつも、開演前にグッズPRなどの時間があるのですが、今回は吉利さんと栄一さんが担当でした。漫才に例えれば、吉利さんがボケ、栄一さんが突っ込みでしょうか。面白可笑しく鼓童のCDやDVDを紹介。吉利さんは引き続き得意ののどを披露する「歌謡オンステージ」(?)で公会堂の空気を和やかにまとめあげました。
プログラムに載った演目は「沖揚げ」「線」「磯節」「花八丈」「鬼太鼓」「かわさき」「山唄」「大太鼓」の8曲。特別出演の阿部好江さんは「磯節」で唄、「花八丈」では小島千絵子さんの「裏打ち」、ではなく何と組太鼓で登場、さらに郡上八幡踊りのひとつ「かわさき」では千絵子さんとともに踊りを披露し、完全復活と言っていいパフォーマンスを見せてくれました。「鬼太鼓」は柿野浦のもので、一人で鬼を打ったのは準メンバーの稲田亮輔くんでした。
アンコールは、わたしの大好きな「あたってくだけろ」。「非体力系」の山口幹文さんが長胴を叩く姿に驚きました。お約束の千絵子さんの花吹雪で終演となりました。

(3)夕食会と人のつながり
公演と同様に楽しみにしていたのが、鼓童文化財団のみなさんとの夕食会でした。会場は佐渡太鼓体験交流館(たたこう館)の少し西側にある深浦学舎。閉校になった深浦小学校を再活用した研修施設で、財団が管理運営に当たっています。夕食会には鼓童の会会員、地元の関係者、財団役員・スタッフ、学舎で現在学んでいる実習生、そして公演出演メンバーの合計32人が参加しました。このブログ関係では、konちゃん、ロボ侍さん、わたし。地域の食材を調理した舟盛り、天ぷら、煮しめ、漬け物、わかめのみそ汁、研修生が育て収穫した新米のご飯など、いずれも美味しく、佐渡の旬を堪能しました。
この日、厨房で中心的な役割を担ったのは、2008年12月の「修学旅行」に参加し、その後研修生になったおっちゃんこと寺本豊くん。やはりその「修学旅行」に出ていたマダイくんこと真崎滉大くんも研修所を経て、今は寺本くんと一緒に深浦学舎の校長室(!)で仕事をしています。
このブログのお陰で、わたしはたくさんの人と知り合うことができましたが、この夕食会ではもうひとつ不思議なつながりが判明しました。初めて会った財団「地域づくり」コース実習生(1期生)の「みさきちゃん」こと中村美沙希さんが明かしてくれました。昨年夏にこのブログで研修所見学会のことを知り佐渡に渡ったことが今につながっているというのです。ビックリです。
でも、それもこれも、鼓童がつないでくれた縁なのです。

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2014年9月29日 (月)

深浦合宿はこんな感じ

鼓童の会会員を対象とする鼓童文化財団との懇談会(夕食会)は10月4日(土)に佐渡の深浦学舎で開催されます。学舎での宿泊がオプションで用意されており、その概要が参加者に送られてきました。

10月4日(土)
・夕食会:19時スタート(約2時間を予定)
・お風呂:22時まで
・就寝:23時
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10/5(日)
6:05 体操
6:15-6:50 ウォーキング(深浦学舎界隈)
6:50-7:00  朝食セッティング
7:00-7:30 朝食
7:30-8:00 後片付け・掃除
8:00~ 各自ご準備等、ご出発

夜は男女別に大部屋(和室か2段ベッドの洋室)で寝ます。学生時代の合宿みたいですね。

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2014年9月11日 (木)

「秋佐渡」に好江さん

秋の佐渡特別公演が近づいてきました。

その顔ぶれに、阿部好江さんが加わっています。ECでは、「五衆」「宵のゆんづる」で、以前と変わらぬ見事な叩きっぷりと美しい歌声を披露してくれました。

特別公演は、ベテランの至芸を宿根木公会堂という空間で間近に観ることができる、まさにスペシャルな時間なのですが、さらに楽しみがプラスされましたね。

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2014年8月19日 (火)

深浦学舎で夕食会

秋の佐渡特別公演に合わせた企画です。月刊鼓童の8月号で知りました。

閉校になった旧深浦小学校を、鼓童文化財団が研修施設として再スタートさせたのが深浦学舎。既に海外からを含むいくつかのグループが研修に利用しています。

お披露目の夕食会は、10月4日(土)午後7時から。参加費1,000円。ただし、鼓童の会会員が対象です。鼓童文化財団スタッフのみなさんや理事長の島崎先生と懇談できる機会です。

問い合わせと申し込みは財団(電話0259-81-4100)へ。

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2014年5月 7日 (水)

これで3度目、春の佐渡特別公演

大型連休の佐渡・宿根木には、観光客があふれていました。JRがデスティネーション・キャンペーンで新潟を推しまくる中で、吉永小百合さんが宿根木を訪れたCM映像も効果が大きかったようです。吉永さんもポーズをとった「三角家」の前は超人気撮影スポットとして人の波が押し寄せていました。

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わたしが宿根木公会堂で観た特別公演は5月4日の午後。藤本吉利さん、齊藤栄一さん、見留知弘さんの3人が期間中、順番に務めた大太鼓は吉利さんでした。プログラムはチラシにある通りですが、記載されていない研修生の岩首鬼太鼓も披露されました。この会場ならではの和やかな雰囲気に加えて、今回は名誉団員3人+ベテラン2人+準メンバー3人+研修生3人という構成が演奏の厚みと幅につながっていましたし、新曲を聴く喜びも味わいました。

座長の小島千絵子さんが、お客さんにどこから来たのかを尋ねた場面では、わたしたちの仲間である道産子親父さん(北海道)、はるかさん(沖縄)がいたことで、特別公演の「全国区」ぶりを示すことができました。

その夜は修学旅行2日目ということで、宿泊した「花の木」さんのおいしい料理と酒蔵巡り班が日中に仕込んだ佐渡の銘酒を友として、春の宵を楽しみました。

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